世間の夫婦のセックスレスの割合がどうなのか気になるところですが…
あたしの場合では、完全にレス状態が数十年継続しています…それも…
子供ができてからというもの、親というしがらみで思うようにいかず…
夫の存在は子供にとってのお父さんという役割に限定してしまっていました。
でも…女としてのあたしの要求はどこで解消していくといいのでしょうか…と。
そんなときでした。
電車に乗っているとき、隣の人が男女の出会い系のアプリを使っている様子。
そのときは何も思わずに、そうなんだ…と考えていたのですが…
後から、気になってきだして、
そうして、その後利用をお試ししてみることに…
ドキドキしながら、体験してみることに…
年齢は女だからちょっとサバを読んでしまいました…
年齢は…33歳で自己紹介。
若く見えると言われる特徴をこのときばかりは活きてきました…
相手方の男も疑うことなく…
やっぱり早速ラブホへとお誘いがやってきて…イエスと返事をしてしまった。
「栄子さんですよね。」
なぜ、ですよね…
と言われたのかわからないけれど、内気、人見知りの栄子は相手方の男の声に、こくり、と頷いて返事をした…
ただ黙って手をつないで、そして、男が選んだホテルへと静かに入っていった。
ホテルというと何時間にわたって利用するのかもわからないのに、エッチをリードする方の男に全てを任せてしまった…
そしてホテルでは、おおよそ3時間も愛し合うことに…
彼とのまぐあいの時間、全ての時間はベットの上で過ごしていた。
彼は急ぐこともなく、面倒なのに、とても丁寧に洋服を脱がせてくれた…
一枚一枚丁寧に…丁寧に丁寧に…
綺麗に脱がされた洋服はベットの上に置かれ…
そして、裸のあたしをベットマットの上へと優しくゆっくりと、押し倒してゆき、彼に抱かれて…
恋人同士のように抱き合い方が理想的だった…
体温を与えあい、体温を感じ取る。
気がつくと、3時間は経過していた…
それはまるで夢の奥にいるような幸せな時間だった…
「もう時間切れ?」
ラブホに行ってそんなふうに思ったことなど一度もなかったのに…
時間の経過が随分早いと思いながら……
何度も果てて、濡れた自分の体を感じながら、起き上がると、体に力が入らない…。
腰も立たず、起き上がることもできず…
「ここで1日ゆっくりと寝ていたい…」
と思いながら…
仕方ないという表情でベットから出た。
はあ、ホテルから出たいと思わない…なんて…
重い足取りで、ホテルを後にした……