男の子が苦手で、恋に恋している私は彼氏ができずに悩む日々。
地味な服装をしているためか、誰も寄り付いてこなくて、ついに職場で1人だけのフリーになってしまった。
そして、彼氏を作らなくちゃと出会い系に手を出してみた、「エッチのつもりはない」・・・。
でも男と会ってホテルに入ると非現実的でいかがわしい雰囲気に頭がクラクラしてきて。
結局、恥ずかしさから泣きながら服を脱いだあとでセックスをした。
ずっと好きな人を忘れるために。。
片思いの時間が長いゆうこ。
恋に恋している少女の優子は、彼氏ができずに悩む日々。
だって、男の子苦手だもん。。
臆病で、内気という性格上男の子と話すこともほとんどなく、地味な服装をしている。
汚い格好をしていたら絶対に誰も寄り付かないよ。
そう言われていた通りに誰もよりついてこなかった…
そしてついに職場で1人だけフリーという身に立たされてしまう…。
日本では同調圧力という意識がある。
この同調圧力で優子は、彼氏作らないと…という気分にさせられていた。
でも、どこで?
ナンパもされない、合コンに誘われることもない、となるとあとは出会い系。
影の出会いっていう印象でも、出会いは出会い。
異性と出会えるチャンスが訪れて当たり前!
まだエッチすることまで考えてはいなかったけれど…
出会い目的でのエッチではないつもり。
そう、つもり。。
一方、男の方はというとそうではない様子…エッチのことまで考えているというのに、青い奴という優子。
「ゆうこりんって呼んでもいいかな」
「ゆうこりんみたいに可愛いし」
口がうまい男だった…ゆうこりんとは似ても似ていない容姿なのに…
「うん。別に呼んでも構わないんだけど…」
ゆうこりん…?
照れくさいような自分にはふさわしくない気持ちで聞いていた。
ここは他人になりきらなきゃ…と思いながら、彼と手をつなぐ。
横並びで歩いて行くと、背の高い彼とは足並みが揃わない。
それでも、懸命について行くことに…
ドン!優子の目の前に立ちはだかる大きな背中。
そして彼の前にはラブホテルのネオンがきらびやかに光っていた。
ここに?
いざとなると、なんて非現実的でいかがわしい雰囲気をしているのかしら…そう思いながら…。
入ってしまう。
頭がクラクラとしていた。
アルコールを口にしているわけでもないのに。優子はついに…。
そうして、優子はついに、脱いでしまった。
初めて男の目の前に晒した裸体、色白で光沢感のある美しい肌、キメも整い柔軟性を感じさせてくれる肌、そんな肌をホテルのきらびやかな光が照らす。
「恥ずかしい。。でも…」
恥ずかしくて仕方がないという優子、優子の目にはうっすらとした涙が浮かんでいる。
「綺麗だね、初めて会った僕とでいいの?」
良心的な男の声に優子は思わずにこりとした…
いい人であれば、たとえ遊びであろうと女性は救われるというもの…
遊びでもね。
あとあと思い出にもなるし、思い出しても嫌な気持ちにはならないから。。
そのまま紳士的に遠慮気味に抱き寄せて、2人は重なっていった。
人の体温を感じながら。
初めてなのに痛みはなく、スムーズにことを終えた。