『コンコン』
駅前の駐車場
車の中でスマホをいじっていると助手席側の窓を叩く音がした。
ゆっくりそちらに視点を移すと、いかにも大学生始めましたといわんばかりの女の子が立っていた。
僕は窓を開け、
「奈々ちゃん...?」
と声を掛けると、
「そうだよ、初めましてミヤさん♪」
少し小声で恥ずかしそうな返事が返ってきた。
それから僕は奈々ちゃんを助手席に誘い、ひとまずお腹が空いたという要望に応え、繁華街の行きつけの居酒屋へ向かうことにした。
席に着くなり、お腹が空いたといった奈々ちゃんは
「美味しそうなのがいっぱいあるね!ミヤさん♪」
メニュー表と僕を交互に見つつ嬉しそうにそう話した。
僕はもうご飯は軽く済ませてきたし、運転手なのでお酒も飲めないが
彼女が嬉しそうに食事をする姿を見るだけで、なんとも言えない幸福感を味わうことができた。
ある程度ご飯やお酒を嗜み、彼女もいい感じに酔いが回ってきたところで僕はこう問いかける。
「この後はどうするの?まだ終電までは時間あるけど?」
少し遠回しだったかな。と悩みもしたが、いくらそういう出会いであれ、初対面の相手への言葉遣いを考える余裕はあった。
彼女はその問に対して
「...言わなくてもわかるでしょ?もちろんそのつもりなんだから...♪」
さすが。と思った。
それからの行動は早かった。
流れるように会計を済ませ、少し千鳥足の彼女を介抱しながら助手席に乗せ、この地域ではオシャレと名の高い大人のホテルへ導かれるように向かう。
車内では色気が増した彼女の大胆かつ際どい恰好を横目に、
ちょくちょく僕の太もも辺りを触る感触に我慢をしつつ、車を停めて部屋に入る。
「やっと二人きりになれたね...ミヤさん♪」
全身がゾクゾクッとした。
いやらしく柔らかい指先が僕のズボンの隙間から潜り込む。
それと同時に口には柔らかい感触と暖かい液体。
この感覚はなんだ!?今までの経験がまるで効かない...!?
悔しくも全身がとろけるような愛撫を受けた僕は、少しは対抗しようと彼女の二つの膨らみに手を伸ばす。
少しビクッと跳ねた彼女は、負けじと言わんばかりに愛撫する手を早める。
このままではラチがあかない。そこで
「...まずはシャワー浴びようか...?」
動きが止まった。危なかった。
彼女は脱いだら脱いだですごかった。
綺麗なお椀型の膨らみと綺麗に揃えてあるアンダーヘア
なにより安産型のいいお尻の持ち主であった。
一段と色気が増した彼女からの優しい全身愛撫
まるでプロの方かと思うくらいの技術を施された僕は
悔しいが、一度お風呂で果てた。
その満足気な顔が逆に興奮してしまった。
いわゆる賢者タイムとなった僕は先に寝室へ向かい、煙草に火をつける。
こんな経験は初めてだったが、素晴らしい感触だった。
煙草を消した辺りで彼女が戻ってきた。
バスローブに包まれた女体がまた一段と色気を誘う。
そこで僕の理性は飛んだ。
彼女に抱き着き、バスローブを剥ぎ、ベッドに優しく押し倒し、ディープをしながら彼女を確かめるように全身をなぞる。
所々彼女が跳ねる感覚を敏感に察知し、その部分を重点的に撫でまわす。
太ももでじわじわ刺激していた彼女の割れ目がだんだんと湿気を帯びてきた。
「今だ。」
すかさず左手をそちらに移す。
まるで湧き水かのように溢れてくるではないか。
勿体ないので湧き水を頂くことにする。
ここで初めて彼女の嬌声が響いた。
僕の珍棒はその声で目覚め、立ち上がった。
「入れていい?」
僕がそう問いかけると彼女は精一杯の力を振り絞り頷く。
「いただきます」
僕は小さく呟いてゆっくりと差し込む。
ひときわ大きな嬌声が部屋中に響く。
その声に応えるかのように僕の腰は動き出す。
締まりが良くなってきた。体も熱い。
もうそろそろ僕もイキそうだ。
汗か潮かわからない「ソレ」を感じながら彼女と一緒に果てた。
ぐったりした彼女は、にっこりと笑い
「こんなに気持ち良かったの...初めてかも...♪」
そこからは、月一で会う関係になった。