距離のあった席を詰めて彼に体を密着させた。
"葉月28歳、看護婦、田舎から出てきて働いているけど、休みの日は何もすることがなくテレビを見たり、昼まで寝たり、スマホをいじるで終わることが多いかな。
看護婦に豪コンとか出会いはないのよね。
それで、いつものようにネットでの出会いを画策していたころ、出会い系に今いろいろなサイトがあることを知って、それで利用したの。
実は葉月、この年齢でまだ処女。
バージンなの。
だから相手も童貞くんがいいなって思いながら探してた。
まあ、いないだろうなとも勘ぐりながら、真面目な交際希望なら可能性ありかなーって。
仕事しながら休みの日に利用するから一年くらいは出会いがなかったかな。
でも、真剣交際の出会いを求めてるってこと会うことになった。
年齢ほかもろもろの条件を聞いて、白昼デートに。相手はいたって普通だなっていう印象。
普通すぎてつまらないくらいの相手だったけど、お茶して買い物してと遊んだ。
深い話にもならず、夕食に入った居酒屋の個室でちょっとエッチな雰囲気になってきて、相手もアルコールが入ったことで本音を話し出した。
本音を言わせるたびにアルコールを飲ませたわけではないけど、あんまり強くないみたいで、女の子とデートする場所を聞いているうちに、付き合ったこともないっていうことに。
最近は彼女がいなくても風俗があるから、どうかわからない。
風俗を利用したあそこを自分の体の奥深くに入れるなんてできないという考えもあった。
だから、今まで何人とエッチしたの?と聞いた。
彼は、黙りこくる。
ねえ、ねえと急かすと、小さな声で。。。えっ何?と聞き返すと。。。。「もしかして、エッチの経験ないの?」と聞いたらこくりと頷いていた。
きゃー、心の奥では小躍りしちゃうくらいの驚き。
まさか童貞くんに出会えるなんて、しかも普通のビジュアルで。
「へーそうなんだ。」と余裕にみせて喜んでしまう。
「じゃあさ、私と試してみる?教えてあげる」と囁いた。
彼の反応は。。。下を向いたままで黙っていた。
「あなたもそのつもりで出会い系してるんでしょう?」ちょっときついかと思ったけど、直球で聞いた。
言葉は偽るけど、目線は正直で彼はいつもあたしの胸を見ている。
まだ彼氏でもないのにちょっと嫌かな。
「ホテル行きたい」彼は居酒屋の部屋で一言言い放つ。
んー。まだ時間的にも関係的にも早いからと焦らして、個室で彼の太ももを撫でる。
男の太ももなんて撫でてもゴツゴツとしているものの、内側を撫でるとビクビクと全身の反応が得られた。
あそこは立っちゃったかなあ。
楽しくて距離のあった席を詰めて彼に体を密着させた。
ホテルいきたい?耳元で囁いて彼に、行きたいと言わせた。"