男にリードされて嫌だなんて今まで考えたことがない。
"「女だって、無性にしたくなるときがあるの」
そういったら、
「だったら俺が相手してやるけど?」
って言ってきた。
そういう気持ちで利用してたわけじゃないけど、話してみるとやりたいだけの感じもなかったし、私に話もちゃんと聞いてくれてたから、ちょっと不安だったけど会ってみた。
彼も私も仕事帰り。
明日も仕事で、遅くはなれない。
お互い自宅から少し離れた駅で待ち合わせした。
彼の目印は黒い傘と週刊誌。
私は黒いストッキングとポニーテール。
駅について見回すと、すぐに彼が目についた。
彼も私に気が付いて軽く手を上げる。
「いこっか」
挨拶もそこそこに、近くのラブホテルへ。
慣れた感じ。
だけど、その素っ気なさが嫌じゃない。
そもそも恋愛したくて利用してたわけじゃないし、「セックスしたい」って言ったのは私のほう。
男にリードされて嫌だなんてプライドもないから、サクサクリードしてくれてありがたいくらい。
部屋に入って、彼はまず私にシャワーを勧めた。
仕事終わりの汗を流していたら、ふらっと彼が入ってくる。
「俺も一緒に浴びる」
そう言う彼のものはもう大きい。
シャワーを当てながら触ると、弾力があってつるりとしている。
「そんなに見るなよ」
面白くて触っていたら、彼が困ったようにはにかんだ。
なんて可愛いんだろう…。
「ねえ…ここでしよ」
彼の手が私の胸をまさぐる。
キスをしながら、手がしだいにお腹の下へ。
シャワーで濡れた場所を指で丹念に押し開いていく。
最初は違和感があった指がしだいにスムーズに出し入れされるようになると、彼が私の体を反転させ、背中から覆いかぶさってきた。
お尻を突き出すような形で、彼のものを待つ。
シャワーの熱と彼の肌の熱さが緊張をほどいていった。
彼が私の中に入ってきて、思わず締め付けると、彼が優しく胸をいじる。
「力抜いて」
耳元で切なげに言われて、彼がとても愛おしく思えた。
下腹部の力を緩めると彼が一気に押し入ってくる。
一気に奥まで突き上げて、ゆっくりと抜き差しを繰りかえす。
入り口近くを細かく突かれると、足に力が入らないくらい気持ちが良い。
しだいにストロークが大きくなり、シャワーの音が激しさを増す。
その音に紛らわせるように、私も声を出した。
浴室に反響して、甘い声がよりエッチに響く。
「何だよ…エロいな」
そう言った彼の動きが大きくなって、私は壁にしがみつくので精いっぱいだった。
平日の仕事終わり、こんなふうに何も考えなくて良いセックスができるなんて思わなかった。
すごく良かった。"
